基礎体温表をつけましょう。
クリニックには、よく「不正出血なのか生理なのかわからないけれど出血がある・・・」という方がいらっしゃいます。
自分の生理周期は、「毎月月末くらい・・・」、「いつも不定期でいつ来るかわからない。」など、あいまいな方も多いように見受けられます。
通常女性の体は、25~40日周期で繰り返します。このサイクルを知ることは、自分の体の状態を知る上でも大切なことです。
女性は男性に比べ、体内のホルモン環境が複雑なため、ストレスによる影響をうけやすく、月経周期による体の変化(月経痛、いらいら感、むくみなど)も経験されている方は多いことでしょう。また、妊娠を希望されている方も、基礎体温の測定は、一番初めに行うことになります。
この様に、基礎体温はつけることは有用なことですので、是非一度はつけてみてください。
基礎体温表のつけかた
まずは、婦人体温計をご用意ください。
1)目が覚めたら
朝目をさましたらすぐに、起き上がらず布団の中で図ります。
なるべく測定する時刻は一定にして下さい。
2)測り方
舌下に婦人体温計を入れて口を閉じて測定します。
3)記録の仕方
その日の体温をメモリの線上に記入し、出血があったり、腹痛、いらいら感などの体調の変化をも記録するとより自分の月経リズムによる変化を把握しやすくなります。
4)月経周期とは?
月経周期とは、月経が始まった日より次回月経の前日までの期間となります。
したがって月経が始まった日を月経周期1日目としてください。
基礎体温計で次のようなグラフになったら、是非一度、ご相談下さい。
基礎体温は女性のホルモンの働きを表しています。赤ちゃんが欲しい時は、基礎体温をつけることが大切です。妊娠の可能性が高いのは「表1 高温期がずっと続く」のような形状になります。
「表2」「表3」のようなグラフになると、ホルモンが正常に分泌されていない場合があります。基礎体温表を見れば、異常の程度が分かる事があります。
もし、これは少しおかしいかな?というグラフになった時には、基礎体温表をお持ちいただきご来院下さい。あまり心配しすぎないでくださいね。