お肌に年齢を感じた時

紫外線の強い季節に入り、当院の美白注射を受けにいらっしゃる方も増えてきました。

いつまでもきれいな肌でいたいという願いは、年齢を問わずありますね。暖かくなると私も趣味の登山を再開しますので、日焼け対策には関心を持っております。

肌のシミやシワ、黒ずみなどの原因は、活性酸素の肌への攻撃によると言われています。しかし、活性酸素の攻撃を完全に避けることはできませんので、回復をできるだけ早くさせることが肌を若く保つコツになります。

当院の美白注射やサプリメント、プラセンタ治療もその回復を早める効果があります。

しかし、もし打てない時期があったとしても、日常のちょっとした工夫で可能なこともあります。

1 洗いすぎに注意

肌を若く保つためには、顔の洗いすぎにはご注意ください。洗いすぎますと皮膚に必要な水分、異物の侵入を防ぐ皮脂、また保湿や皮膚の脂肪の分解などをしてくれる皮膚の常在菌まで流してしまいます。これらを流してしまうとドライスキンになり、日焼けやほこりなどの刺激に耐えられなくなってしまいます。

2 腸内細菌を整えましょう

腸内環境の良い人の腸内細菌は、食物繊維を分解する過程で発生する水素によって活性酸素を退治してくれます。ですので、腸内の環境をいい状態に保つことが大事になります。

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がありますが、この3つの菌をバランスよく保つことが必要で、経年変化で善玉菌が少なくなるという事実があります。この善玉菌を増やすために善玉菌が好む食品をとりましょう。

「オリゴ糖」を含む食品(大豆、玉ねぎ、アスパラガス、ニンニクなど)や「水溶性食物繊維」を含む食品(こんぶ、ワカメなどの海藻類、りんごなどの果物)などがあげられます。

3 貧血でないことが条件

コラーゲン合成に必要な栄養素は、タンパク質とビタミンCと鉄分です。また活性酸素の消去に必要な酵素であるカタラーゼの生成には鉄分が必要です。さらに、肌色を明るくすることがもっとも若くみえるコツでもあるのです。

高額な化粧品でくすみやシワ、肌荒れを隠すのではなく、体の内側から綺麗を保つこともできますね。